まゆげおねいさんの迷走

音大生の自己満ブログ。音楽と日常とジャニーズについて書いてます。

私はこれで良いのか?

ハロー、いいですか、私は決してジャニヲタではありません。ジャニヲタ目指してるわけでもないし、私がジャニヲタを名乗ったら本物のジャニヲタさんに失礼です。私は、平均値より少しジャニーズに興味があるかな程度です。


ですが、その平均値を破り初めてから今日までの過程というのは、すさまじいものでした。ジャニヲタさんが更なるジャニヲタさんへとレベルを上げていくのは、もはや人の目には分からないような僅かな差の戦いになってくるのです。いわば、木の根、決して見えない土の中にある根、それがゆっくりゆっくりと伸びていくようなものです。

しかし普通の、いや普通よりも芸能界、エンタメ、ドラマ、アイドル、アイドルの歌などに興味の全くなかった私が、平均値よりジャニーズを好きになる、その過程というのは、木の根っこではなく、まさに渦のような、荒れ狂う波のようなものに吸い込まれるようなものでした。

私はそれまで芸能界に全く興味がなく、アイドル好きな人の意味もわからず、ドラマを見るのも時間の無駄としか思っていなく、バラエティー番組も全く興味が無く(高校時代は少しみていたが、大学生になってからぱったり見なくなった)テレビに映る人に興味が無かった。しかし今となっては風磨のためにクソドラマを見て、マザコン山田涼介くんを眺めるためだけに理想の息子を見るような女になってしまったわけです。


ジャニーズにハマったキッカケを思い出せないのは、キッカケが1つではないのだろう。様々な小さな要素が融合し、気づいたらハマっている自分に、ある日気づいたのだ。しかし思い出せるのは、最初にこの世界へと導いてくれたのは山下智久様で間違いないことだ。私は夏休み、頑張らなきゃいけない曲があって、予定を作らず、家に引きこもり、練習するだけの日々を続けた。
しかしそんなストレスに耐えられるわけもなく、1日中ピアノに向かえるわけもない。わたしは大好きなドラマ、ドラゴン桜を観ようと思った。あのときの山下智久様が大好きだった。もう一度みた。やはり良い。そしてブザービートを見た。私も北川景子になって窓から叫びたかった。クロサギを見た。何があっても堀北真希のように黒崎を見守りたいと思った。というわけで山下智久様に堕ちた。

それから徐々にキスマイなどが好きになっていったわけだが、キスマイが魅力的なのはもちろんだがそれが100%ではないと思う。当時、夏休み、私は確かに弱っていて、家に閉じこもってピアノを弾きストレスを抱え、何かを必要としていた。そういう状況じゃないと、ジャニーズを好きになることはそもそもなかったのかもしれない。



芸能界どころか、ピアノ以外に何も趣味はありませんでした。今まで生きてきて、趣味という趣味は無かったんです。友達と頻繁に遊ぶわけでもなく、バイトするわけでもなく、料理に凝るわけでもなく。何も無かったんです。だからといってピアノをめちゃくちゃ頑張ってたってわけでもないと思います。

しかし、自分はジャニーズにハマっていて良いのか?最近の疑問である。ジャニーズに費やす時間で他の何か、おそらくピアノに向き合う時間が減っているだろうと物理的に予想がつく。私が頑張りたいのはもちろんピアノなので、時間の無駄でしかない。
 
しかしジャニーズにハマってから私は人生が楽しい。ピアノと、ジャニーズ。オンと、オフ。はっきり楽しめるようになり、悩んでもどうしようもないことを悩む時間も減った。どうしようもない性欲を抱えて悶々とした年頃の男の子と、スポーツで発散して爽やかに帰宅する男の子のような差である。だらだらピアノで悩むことはなくメリハリがついている。
また、頭が柔軟になり、カジュアルな考え方ができるようになっな気がする。アイドルの歌、ダンス、PV、ドラマ、トーク、雑誌の受け答え、表情、そういうライトな軽いものに接していると、またそれはそれで考えさせられることがあると気づいた。なにもドストエフスキーだけが偉いのではない。


しかしピアノの勉強は簡単ではない。わたしは他の人やこれを読んでくれてる友達には悪いが、私は他の大学にいってる友達より私の方が何百倍も大変だという自信がある。1にち24時間音楽を勉強したって絶対に足らないのだ。ピアノの練習も、音楽理論も、ソルフェージュも、音楽史も、初見も、音楽鑑賞も、なんやかんや色々ある。ジャニーズにハマっている時間で明らかに遅れをとっている。1日中音楽を考えていてもニヤニヤしてられるクラシックオタクみたいな奴らと、張り合わなきゃいけないのだ。


私はこのままジャニーズにハマっていって良いのだろうか?ジャニーズは私にとって善悪どちらになり得るのだろうか?これまで全く趣味が無かったため、このような経験をしたことがなく、自分自身に戸惑っている。